想い

~ 木 を 大 切 に し た い ~


一 枚 の 板 か ら

厚み4.5㎝の一枚の板を有効利用することをテーマに、使いやすさと美しさを併せ持つ四段入れ子モッコ盆にモッコタタキ皿を制作した。桜の枝を彫刻した蓋は別板であり、四段目の盆に載せて蓋物として使用できるようにした。


桜柄 四段入れ子モッコ盆とモッコタタキ皿

桜柄 四段入れ子モッコ盆とモッコタタキ皿
桜柄 四段入れ子モッコ盆とモッコタタキ皿
桜柄 四段入れ子モッコ盆とモッコタタキ皿

桜柄 四段入れ子モッコ盆とモッコタタキ皿
桜柄 四段入れ子モッコ盆とモッコタタキ皿

合理的な収納

入れ子のお盆と皿 

厚み4.5㎝の板を糸ミシンで外側から順に4つ切り抜くことで、木地を無駄なく使用し、入れ子の木地(側面のみ)4つ確保できた。残った板をタタキ皿とした。底板にはそれぞれ合板をはめ込んである。             

 

取り出し易さの工夫

盆の形は底よりも口をひろくしたことで取り出し易くなったいる上へこみをつけてよりしっかり持てるようにした。タタキ皿を取り出すときは一方を指で軽く押すと反対側があがる。


制作年月日

2012年11月~創作展まで  

2013年鎌倉彫創作展  神奈川県知事賞

「お持て成しの器で入れ子にした長手の胴を張った四段重ねの盆に蓋物の器が収められ、丸みを帯びた四隅に入隅が入る。使う事を念頭に創意工夫され、器から優しさのある印象を受ける。蓋物の甲板部分にはメリハリのある確りとしたり彫り込みで、枝切桜花文様が写実的に表現され、用と美を兼ね備えた秀作である。」との評を審査委員で漆芸家の田口義明先生より頂いた。